夜勤専従で働くメリットは、勤務回数が少なく仕事以外の時間を自由に使える点です。勤務は夜勤のみなので、交代制で働くよりも負担が少ない点もメリットとして挙げられます。生活のリズムをキープしやすいので、体調不良に悩まされるリスクも低いでしょう。また、給料面で優遇されている点も魅力の1つです。このように自由に使える時間が多く安定した収入を得られる働き方なので、夜勤専従を希望する看護師は年々増えています。
夜勤専従看護師が働く時間帯は夜間です。そのため、日中の時間を自由に使うことができます。趣味に時間を費やしたい人は、夜勤専従がおすすめです。例えば、好きなアイドルがいるなら、いわゆる「推し活」に使える時間が沢山あります。金銭的にも、日勤よりも多くの給料を得られるので推し活が捗ります。また、夜勤専従だと連休を取りやすい点も見逃せません。日勤に入る場合、連休は取れても2日程度です。一方、夜勤専従だと普段から週2~3回の勤務なので、あらかじめ決められている休日に加えて有給を取得することで、夜勤明けから4~5日間の連休を実現できます。夜勤は体力の消耗が激しいので、連休を活用してリフレッシュのための旅行を楽しむ人も多いようです。
夜勤と日勤の交代制で働く場合、委員会の参加や患者のサマリーなど、通常の業務以外にも何らかの仕事が発生します。しかし、夜勤専従看護師は勤務回数が少ないことから、看護業務以外を免除されるケースも少なくありません。また、夜勤リーダーを任されることもないので、煩わしい仕事をしなくて済む点もメリットの1つです。
夜勤専従で働くメリットとして、人間関係が楽な点も挙げられます。例えば、看護師長は頼れる存在ですが、「一緒に働くのは怖くて緊張する」という人もいるでしょう。夜勤専従看護師であれば、看護師長とずっと一緒に仕事をすることはありません。ほとんどの場合、看護師長は日勤のみの勤務です。顔を合わせるにしても、交代時の1~2時間程度で済みます。どれだけ苦手な人でも、1~2時間程度であれば我慢できるでしょう。
また、規模の小さい部署の場合、夜勤を1人で任されることもあります。そうなれば、面倒な人間関係はそもそも発生しないので気持ちが楽です。2人以上の場合でも、夜勤のメンバーは毎回変わるので苦手な同僚と顔を合わせる機会は少なく済みます。人間関係に悩まされることがない夜勤専従看護師は、看護業務に専念したい人にもおすすめです。